福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん紹介③(新しいお部屋編)

春先にもブログでご紹介しました。

改めて新しいお部屋のご紹介です!!!

 

すずらんは個室と4人部屋の両方がある従来型と言われる特養でした。

4人部屋は仕切りがあり

「冷蔵庫やレンジなど」はお断りしますが洋服ダンスやテレビ

時には仏壇などご自宅で大切にしてきたものを持ち込んでいただいても良い

とさせていただいています。

 

実際に、大きな仏壇をご自宅からお持ちになる方も少なくありません

そんな仏壇を入れても、車椅子の移動などに支障がないほどの広さはありました。

 

けれど、やはり窓から離れた場所にあるベッドには光が届きにくく・・・

居住者の皆様の生活を考えた時に職員は苦慮していました。

(中には外の明るい光が入ってくるのが嫌だと真っ暗を希望される方もいらっしゃいましたが)

 

日中はベッドから離れていただき、デイルームの大きな窓のある場所で過ごしていただきますが・・

『寝るときだけ帰る部屋=ご自分の(愛着のある)部屋』にはならない気がします。

 

コロナが流行する前は面会も自由で、お部屋でご家族様と過ごされる居住者様も

多くいらっしゃいました。

いくら仕切りがあっても声や音は聞こえます。

プライバシーは双方にない状態ではなかったのではないかと思います。

 

落ち着けて、ご自身の部屋を持っていただく

今回の個室の工事で『生活していただく』というハード面の整備が出来たのではないか

と感じています。

居室入り口から見た左右のお部屋

もともとあった4人部屋を2つの個室にしています。

全てのお部屋に自然の光が入ってくるようになりました。

全てのお部屋に洗面台と真っ白な箪笥が備え付けられています。

今の時期に使うカーデガンやセーターなどは沢山かけられるようになりました。

 

トイレは今回の工事対象外でしたが、2つのお部屋に対して1つあります

 

こちらは工事対象外のもともとあった個室です。

写真用にトイレのアコーディオンカーテンを開けていますが、

このお部屋は室内にトイレも洗面台も完備されているので、伝い歩きで移動される方に向いています

こちらは以前から使用しているタンスです。棚が多いので、荷物が多くても充分に入ります。

このタイプのタンスは施設と同じ年数を頑張ってくれたので、今回痛みの激しいものは

手放すことになりました。

 

今後も使用していくもの、新しくしたものとたくさんありますが

現在ご利用いただいている入居者の皆様には好評をいただき、

1年間我慢していただいたかいがあったのではないでしょうか??

最後に、ガランともぬけの殻になった食堂です。

(たまたま、写真を撮ろうとしたら皆さん席を外されていました)

今までは26人の方が集まって食事をされる場所でした。

現在は18人の方が食事をされる場所になっています。

 

飛沫感染対策でパーテーションを置いたりしていますが、

早くこの仕切りが必要ない時が来てほしいですね!!

 

ご利用していただいているご家族様にも、

(気兼ねなく顔を見に立ち寄れる施設)に戻りたいと切に思います。

 

今後もすずらんの応援よろしくお願いいたします。