福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

認知症を考える ① ~ なでしこのつぶやき ~

9月21日は世界アルツハイマーデーです。この機会を利用し、認知症の理解を深め、正しい知識を学び、介護家族と本人への支援を考え、認知症になっても安心して暮らせる社会づくりを考えたいと思います。これに先駆けて、グループホームなでしこでは数回に渡ってスタッフの経験や記事をもとに認知症や介護について一緒に考えていけたらと思います。

2019年、認知症が原因で行方不明ということで全国の警察に届け出があったのは1万7479人でした。認知症の方の行方不明者のうち、男性は9,503人、女性は7,976人。前年と比べて522人多いということでした。その中でも大阪は2,007人と都道府県のなかでも最多であるということです。

大阪は高齢者の数も多く、認知症の方もそれに比例して多いのでしょうか。
認知症の方の人数を確実にとらえることは難しいのですが、一概に認知症の方が多いからとは言い切れません。

 この警察に届け出があったというのは一つのポイントかと思われます。認知症の方が行方不明になったのでは無く、いつも見守りしているから見守りが行き届いているから、いなくなったことに早く気付いたということではないでしょうか。昔ながらの人情や地域ぐるみの見守りも多いのが大阪だと思います。

グループホームなでしこでは、近所の方や家族の認知症・介護に関する相談をお伺いします。夏の暑さで脱水や熱中症その他体調不良により急に介護が必要になることも考えられます。
よろしければ気軽にご相談ください。

 

グループホームなでしこ 相談担当 後藤