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今回のインタビューでは、法人本部で事務職として勤務されているSさんにお話をお伺いしました。
この日、Sさんご自身が新しい会計ソフトの研修があったり普段の会計処理があったりととてもお忙しい印象でした。
取材時間も、とても限られたものでしたがすごく丁寧に答えて下さりお忙しさを私たちに感じさせないように配慮してくださるほどお優しい方でした。

取材の内容として特に印象にあることは、
法人本部と現場の雰囲気の違いについてのお話でした。法人本部は、利用者さんとの関りがないため静かな環境で淡々と事務の業務に専念できるそうです。
しかし、少し硬い雰囲気があったり職員とも限定的な関りになったりと人との関りが減ってしまうそうです。
一方で、現場の雰囲気としては、直接利用者さんを支援するという関りはありませんが世間話ができたり職員や来館者との関りも日々の業務にはあったりすることから和気あいあいとした印象があるそうです。
しかし、事務の業務以外の仕事もあるため中々請求業務だけを集中してできる時間が限られてしまうそうです。このことから、福祉を生業とする事務職は他の一般企業とは異なり消費者と直接関われることもあるということです。

このことが、良い悪いというわけではなく、事務職を仕事としていく上で沢山の企業の中から自分に合った会社選びをする際に、消費者との関りという視点で選ぶことも一つの考え方なのではないかと思いました。

また今回のインタビューで感じたことは、
事務職さんの大切さです。福祉業界の事務の業務は、利用者さんに対してサービスを提供できているから加算が付き請求業務が発生します。なので、請求業務が多くなればなるほど利用者さんの生活に関われている証拠となり唯一自分たちのやっている成果を視覚的に確認できる作業にもなるのだと思いました。

つまり、事務職の方が福祉職と言われる私たちの縁の下の力持ちとして頑張ってくださっていることが普段の私たちの業務を肯定してくれることなのだと思います。

さらに、利用者さんに対して直接的な支援をすることだけが、福祉ではないということもわかりました。
このことからわかるように、いろんな立場の職員と一緒に支え合いながら頑張れる職場というのは、一つ皆さんに自慢できることだと改めて再確認できた取材でした。