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今回は、北西部地域包括支援センターに看護師として勤務されているFさんにインタビューさせていただきました。

Fさんの印象としては、
とてもテキパキと仕事をこなされていますが、物腰が低く言葉遣いも丁寧でやさしい方でした。

それを象徴するエピソードとして、
利用者さんや同僚から指名されて相談担当になることや頼ってもらえることが多いと話してくださいました。職員同士も、互いに尊敬しあい支えあいながら助け合える関係性があることも踏まえ、そのことが仕事のやりがいにつながっているとおっしゃっていたことからFさんの周りでは好循環の空気が漂っているようでした。また、とても勉強熱心な方で休日を利用して様々な研修に出向かれています。

包括支援センターは主に高齢の方の相談機関ではありますが、
対象者支援をしていく中で家族問題が多く見えてくることから家族にも必要な支援をしっかり届けていくために知識を高めていきたいからだと教えてくださいました。
この姿勢にも表れている通り、包括支援センターには多種多様な相談が舞い込み高い専門性が求められることが想像できると思います。インタビューでもストレスを感じるときは「時間に追われて仕事をするとこ」と返答され、人手不足にある包括支援センターにおいてたった一人の看護職というのはとても大変だと思いました。
毎日のスケジュールを伺っても、多職種連携を用いなければ解決できない複合的で解決困難な事例も多いことに加え、北西部地域ならではの事業の運営、法律に規定されている業務、多職種連携の会議、北西部地域包括支援センターでのカンファレンスなど目まぐるしい一日を過ごされていることを知ることができました。

しかし、どんなに多忙な日々のなかにいらっしゃっても
Fさんはとても探求心やチャレンジ精神が強い方だなと感じました。

それは今後の目標をお伺いした際に、
当法人が経営する診療所に「精神疾患の方に特化した訪問看護ステーションを構築していきたい」だとか「精神認定看護師の資格を取得したい」とお話しくださったからです。

今の自分に満足せずにどんどん専門性を高めていくことや、
新しいことにチャレンジしていくその姿にとても尊敬しました。

資格を取得しただけでは、本物の専門職にはなることができないと改めて実感することができました。

利用者さんの毎日を幸せにしていけるのか、はたまた支援者の知識や技術不足でその幸せを奪ってしまうのかは支援者の姿勢次第だと思います。

Fさんのように、常に上を目指していく先輩がいる職場で働けることは本当に幸せなことだと思いました。