まちかどホームやまゆりは、2022年5月、
開設10周年を迎えることになります♪^^
開設初年度は、職員育成と定着という課題が、
そのまま入居者さまへのケアの質の問題につながっていました。
そんな中で開催される家族会は、
疑問や不安の声が多くあがり、
職員たちも指摘されまいと恐れの気持ちを抱きながらの介護だった、
と記憶しています。
それが、いつか、地域の人から、
「入るなら、やまゆりで」
と言っていただけるまでになりました。
家族会も和気あいあいとした雰囲気のなか、
職員と入居者、ご家族の絆を確認できる場となった。
全国には、いろいろな特徴、個性をもった介護施設があります。
「おむつ外しに取り組んで、入居者の自立を目指す」
「ホテルのような接遇で、高級感がある」
「ゲーム感覚でリハビリメニューを楽しめる」
では、やまゆりは? と問われた時…
職員と入居者、そのご家族、そして地域の人たち、ボランティアさん。
出会い、別れを大切に、地域の中でコツコツと歩みを止めず続けてこられた施設、
だと思います。
※開設初年度から、やまゆりで暮らし続けるKさま。
冒頭の10周年記念の色紙とともに、
介護職員が夜なべして制作してくれました!!
どんな介護施設も、人が出会い、別れる場には違いなく、
それはついの住処である施設においては、死別であることが
ほとんどなのですが…
だからこそ、きょう一日を大切にして、
入居者、ご家族との絆を深めてこられたのだと思います^^
それが、
入居者さまの 「看取り」
ご家族との交流 「家族会」
地域との関わり 「ボランティア交流」
に結実してきました。
良い時もあれば、悪い時もありますし、
良い施設も、いまいちな施設もありますが…
やまゆりを選んでいただけた入居者さまは、
世界にその方お一人しかいないわけです。
入居する時、ある方はだまされたと思って何度もエレベーターへ向かわれる^^;
それを心配したご家族が会いに来られ、介護職と友達のように、
悩みを分かち合い、何とかしたいと、共に穏やかな暮しをつくるため格闘する。
しだいに、ボランティアさんのコンサートを楽しんだり、
手作りの食事に舌鼓を打ったり、
介護職を振り回しながらも、自分なりの楽しみも作られていく。
介護職だって、
「大変なおばあちゃんや」
と愚痴りながらも、
笑顔が見られた瞬間に、やりがいを覚えていく。
出会いから始まる時間の流れの最後に、
病院ではなく、やまゆりでの最期を、ご家族とともに迎える
看取りがあるわけです。
こうした、入居から看取りに至る、
たくさんの出会いがあり、
それらがやまゆりの宝になり、やまゆりらしさを形づくってくれた^^
敬老会やお誕生日、そして開設記念。
節目には、こうした飾りで時をきっちり刻んでくれる。
無事に10周年を迎えることが出来、感謝しますとともに、
今後の20周年に向け、
入居者・ご家族・地域との絆をより深くしていきたい思いです。
5月は、やまゆり10周年を記念したブログ記事をシリーズで流していきます。
お楽しみに!^^