ヘルパーの仕事をする中で利用者様に
薬を飲んでもらう機会は数多くあります。
薬には専門的な知識が必要不可欠です。
そのためヘルパーはいくつかの条件をクリアしなければ
薬を飲んでもらうことが出来ません。
ヘルパーが利用者様に服薬してもらう時の条件は以下の3つです。
①容態が安定していること
②薬の中身が間違っていないこと
③薬が一包化されていること
■容態が安定していること
当たり前ですが、極端に体調が悪い時などは服薬どころ
ではないので、医師や看護師の処置が優先になります。
■薬の中身が間違っていないこと
朝食後薬と夕食後薬の取り間違えなどがないことの確認や
日付が間違っていないかどうかの確認をします。
薬剤情報の用紙があると確認がしやすくなります。
■薬が一包化されていること
一包化とは処方された薬をまとめたものをいいます。
こんな感じで一回分の薬がひとまとめになっています。
これがちと厄介なんです!!
ヘルパーは一包化された薬しか飲ませることができません。
意外とこのことを知らない方が多いんです。
一包化は薬局でやってもらえるんですが、
基本的にこの一包化された状態でないと
ヘルパーは利用者様への服薬介助が行えません。
一包化されていないヒート(SP包装)やPTPのままの状態
では、ヘルパーは促しや
見守り介助しか行なえません。
これはPTPです。
なぜなのか!?
ひとつは服薬事故防止です。
一包化されていないと誤薬の可能性が高まってしまいます。
考えられるのは、、、
薬の量を間違える
薬の種類を間違える 等々です。
こういった可能性があるのでヘルパーは医師の指示した通りの
薬しか飲ませることができません。
たとえば利用者様が風邪を引いているからといって、
ヘルパーが市販の風邪薬を飲ませることはできません。
本人や家族様が対応して飲ませることは可能です。
ヘルパーの服薬の三大条件は
①体調が安定していて
②薬の中身が間違っていなくて
③薬が一包化にされていること
になります。
この条件をクリアしてはじめて利用者様に服薬してもらいます。
安全に服薬してもらうためにこのようなルールがあります。
ヘルパーになるときに現在では薬の知識は必須ではないですが、
これからは必要になってくるのかもしれませんね。