福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

新任職員奮闘記 ~その4~

 計画相談の担当引継ぎで、ご自宅に訪問しています。

 

 

 

 

 

以前に児童のサービスを使っておられたので私も10年ほど前にかかわったことがありました。

久しぶりにお会いすると、笑顔で迎えていただいたのですが母親が高齢になってきており、

子どもの将来のことをとても心配されておられました。

 

<親なきあと問題>

障がいを持つ子どもを抱える家庭にとっては、その子の面倒をみている保護者が

将来その子を支えられなくなったら、その子のことを誰がどのように担ってくれるのだろうか

という漠然とした不安や心配があります。

 

『親なきあと問題』と言われていますが、これは保護者が亡くなった後のこととは限りません。

親の高齢化が進み、障がいを持つ子の面倒をみられなくなってきた時点で、

既に『親なき』の問題が顕在化してきます。

 

今まで親以外の人とかかわることが少なかった方たちが、いろいろなサービスや人とかかわり、

支援の輪が広がること、また本人がそれに慣れていくことによって

地域で安心して暮らせる環境ができます。

 

 

 

 

本人の安心できる人間関係や居場所が増えることで、心配の解消につながるのだと思います。