2024年10月9日
計画相談の担当引継ぎで、ご自宅に訪問しています。
以前に児童のサービスを使っておられたので私も10年ほど前にかかわったことがありました。
久しぶりにお会いすると、笑顔で迎えていただいたのですが母親が高齢になってきており、
子どもの将来のことをとても心配されておられました。
<親なきあと問題>
障がいを持つ子どもを抱える家庭にとっては、その子の面倒をみている保護者が
将来その子を支えられなくなったら、その子のことを誰がどのように担ってくれるのだろうか
という漠然とした不安や心配があります。
『親なきあと問題』と言われていますが、これは保護者が亡くなった後のこととは限りません。
親の高齢化が進み、障がいを持つ子の面倒をみられなくなってきた時点で、
既に『親なき』の問題が顕在化してきます。
今まで親以外の人とかかわることが少なかった方たちが、いろいろなサービスや人とかかわり、
支援の輪が広がること、また本人がそれに慣れていくことによって
地域で安心して暮らせる環境ができます。
本人の安心できる人間関係や居場所が増えることで、心配の解消につながるのだと思います。