福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

今月のイチオシ! Vol. 18 ”地域慰霊祭のご案内~亡くなった後も孤立しない/させないまちづくりのために~”

西成慰霊碑

昨年(2018年)9月、にしなり隣保館ゆ~とあい東側の一画に「西成慰霊碑」が建立されました。これは、当協会とともに「差別のないまちづくり」に取り組んできた地元関係団体との共同で建立したもので、9月22日(土)に慰霊碑の除幕式および慰霊祭が行なわれ、物故者名簿に記載された当協会利用者439名、地域団体関係者25名の合わせて464名の方のご冥福を祈念いたしました。
近年、少子高齢化の進展に伴ない、家族葬や直葬(無葬)等が増加していると言われています。ひとり暮らしの方や社会的に孤立・孤独を抱える人の多い西成では、その傾向が顕著に現われています。西成慰霊碑の建立の趣旨は、無縁社会を背景にした葬送のあり方である「葬送の社会化」「供養の協同化」の取り組みの一環であるとともに、地域の方が亡くなられた後も孤立化しない/させないまちづくりの取り組みのシンボルとするというものです。
毎年9月に慰霊祭を行ない、当協会を利用されていた方や地域のまちづくりに貢献された方のご冥福を祈念するとともに、「差別のないまちづくり」の意志を継承していきます。

今年(2019年)度は、9月21日(土) 午前10時より西成慰霊碑前におきまして地域慰霊祭を実施いたします。改めて、当協会を利用されていた方や地域のまちづくりに貢献された方のご冥福を祈念する場であるとともに、物故された方々の足跡の継承の思いを新たにする場になれば、と考えています。

昨年度の地域慰霊祭の様子