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社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

今月のイチオシ! Vol. 17 ”熱中症の予防と対策~「危険な暑さ」から身を守りましょう!~”

「熱中症」の危険性

梅雨が明けて、また猛暑日の続く暑い8月がやってきました。
猛暑の到来となれば、メディアを「熱中症」の話題で賑わすようになります。「熱中症」は、太陽光がさんさんと降り注ぐ日中だけの問題ではありません。
気温が25℃にも達すれば、室内にいても熱中症にかかることがあります。予防には、適度な水分補給が欠かせないと言われています。

 

「熱中症」の症状とは?

「熱中症」の症状は、気温や湿度の関係から体内の熱が逃げずにこもり、体温が下がりにくくなっています。その症状は、めまいや立ちくらみ、頭痛、吐き気、身体のほてり、高体温から重症になれば意識障害まで様々な症状があります。
万一、熱中症かな?と感じたときには、下記の「応急処置」の手順を参考にしていただきたいと思います。


高齢者の「熱中症対策」は?

高齢者は、加齢により脳の「口渇中枢」の働きが鈍くなり、体内の水分が不足して脱水を起こしていても、喉の渇きを感じないことがあり、重篤な「熱中症」による脱水を起こすことがあります。
介護施設では、利用者ごとに一日の摂取する水分量を定め、800CCから1000CCを目安として、水分の摂取を促しています。また、高齢者は、暑さに対しても感覚が鈍くなってきており、室内が30℃を超す高温になってきていても、エアコンを使用されないケースがしばしばあります。施設では、夏場だけにとらわれず、水分摂取と室温管理には、大いに気を配っております。


 


水分摂取の注意点

水分は、喉の渇きを感じて水やドリンクをゴクゴク飲まれることが多いと思います。しかし、熱中症の予防の観点からいえば、喉の渇きを感じてから、水分を一度に大量に摂取することは、好ましいことではありません。喉の渇きを感じた時点ですでに、脱水症状を起こしているかもしれないからです。
理想的な水分の摂取の仕方は、一度に多くを取るのではなく、喉の渇きとは関係なく、少量ずつ何回にも分けて摂ることが良いと言われています。
入浴時にも、湯上りに多くの水分を取るのではなく、入浴前に水分補給をしておくことが熱中症予防には効果的です。


「熱中症」かな?と感じたら

万一、気分の不快感や頭痛などの「熱中症」を疑う症状を感じたら、中途半端に様子を見るのではなく、迷わず病院を受診しましょう。脱水などにより症状がどんどん進めば、意識障害などの重篤な状態になり、生命の危険が迫ってくることになります。


以上のことに気を付けて、「熱中症」を予防して、暑い夏を元気に乗り切ってゆきましょう!