★ リリーフ・ノートWEBページ開設 ★
≪作成したリリーフ・ノートWEBページです(^O^)≫
昨年2017年12月9日(土) 当法人で作成した『リリーフ・ノート』が出版されました(*^O^*)
出版されてから、はや1年がたち、より多くの方にリリーフ・ノートを知っていただき、利用していただきたいという思いから、当法人のホームページ内に『リリーフ・ノート』専用WEBページを開設することとなりました!!
リリーフ・ノートWEBページをご利用いただき、ますます皆様にリリーフ・ノートをご愛用いただければ幸いです。
『リリーフ・ノート』をはじめて聞いた、知ったという方へ なぜ、当法人がリリーフ・ノートを作成するに至ったかについておはなしをさせていただきます。
はじめに、リリーフ・ノートとは、障がいがある子どものことを書き込むノートです。リリーフ・ノートでは、生活を共にしてきた親として、また家族としての心配事や希望を書き綴ってもらうものです。
~ある親子の出会い~
高齢のお母さまと難病をもつきょうだいがいました。ある日、お母さまにがんが見つかりました。治療が必要となったものの、『この子ら二人をおいて入院できへん』とこども達のことが気がかりで治療をためらわれておりました。
当時の関係スタッフより、きょうだいを責任もってサポートすることを約束し、お母さまを治療へおくりだしました。
しかし、お母さまのがんは悪化、自宅に帰ることなく病院内で息を引き取られました。
お母さまはきょだいへどのような将来を歩んでほしいと思っていたでしょうか。スタッフはお母さまの“おもい”を聴くことができないままとなってしまいました。
ある日、スタッフがご自宅の遺品を整理をしていた際、お母さまが入院までの日々を書きつづった日記がでてきました。そこには、お母さま亡き後の不安、これからのきょうだいへの思いが書きつづられていました。
スタッフは親が元気なあいだに、こども達への思いや希望を聴いておくことが、いかに重要であるかを知りました。
あれから数年がたち、親からこどもへ希望と安心を紡ぐノートとして、2017年12月9日(土)“リリーフ・ノート”を作成しました。
現在、わが国における高齢化はますます進み、障がい者がいるご家族の年齢も比例して上がり続けています。そんな中、当法人が位置する西成区において、「8050(はちまるごーまる)問題(80代の親が50代の障がいがある子どもの支援をすること)」は身近な問題となりました。
そんな中、より多くのご家族さま、ご利用者さまに「リリーフ・ノートWEBページ」のご利用いただき、みなさまの希望と安心を紡ぎつづければ幸いです。
*「リリーフ・ノート」WEBページはこちらです。
(社福)ヒューマンライツ福祉協会
西成障害者会館
担当:久堀(クボリ)・山脇(ヤマワキ)