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特別養護老人ホーム「まちかどホーム　すずらん」のサテライトである地域密着型特別養護老人ホーム「まちかどホーム　やまゆり」の主任を務めていらっしゃるSさんに「まちかどホーム　やまゆり」の事業についてインタビューさせて頂きました。

地域密着型特別養護老人ホーム「まちかどホームやまゆり」は、すずらんで実施されていなかった“ユニットケア”を取り入れた、大阪市内で初のサテライトです。現在生活されている２９名の利用者に対し、２2名の職員がやまゆりで勤務されています。

この施設のニーズには
在宅での生活が困難である高齢者に対して、今まで過ごしてきた在宅での生活を、施設の中でいかに再現できるか、といった点があります。
ユニットケアは利用者一人ひとりに個室が設けられており、室内の家具は利用者のご家族が持参されたものも多く、それぞれがご自身の好きな過ごし方をされていて、“老人ホーム”というよりも、“自分の家”に近い印象を受けました。

「まちかどホーム　やまゆり」は、利用者のご家族との関係性が深く、利用者が退所された後も、やまゆりとご家族の関係は「家族会」などを通して繋がっています。

インタビュー内にて
Sさんに印象に残っている利用者そのエピソードについて伺うと、「全ての利用者さんが印象に残っています」と、二冊の冊子を見せて下さりました。我々が見せて頂いた本は、退所された利用者の方々の名前と写真を一冊にまとめたフォトブックでした。

Sさんは
「退所された方々の名前と写真を施設内にフォトブックとして残し、見返すたびに、利用者の思い出はもちろん、“あの時、この方の支援ではこんなことをしていたな”など、思い返すことができ、また、それを今後の支援にも繋げていくことができます」と笑顔でおっしゃいました。

最後に
現在リクルートしている方へのメッセージをお願いしました。
「介護というとしんどいことや大変なことばかりだといったイメージを持ちやすいですが、この仕事は与えてばかりの仕事ではなくて、利用者の方々から学ぶことやいただくこともたくさんあるお仕事です」