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今回取材させていただいたのは、法人本部で主に企画関係や総務関係業務をされているＳさんです。

Sさんは、とても物静かで穏やかな方という印象を持っていましたが、今回取材させていただいて熱い思いをお持ちの方ということがわかりました。

まずSさんの話をする前に、
Ｓさんが担当している主な総務関係業務は何か、そこからお話ししたいと思います。
ヒューマンライツの総務関係の業務には、プライバシーマークの更新など利用者さんの個人情報を守るために欠かせない事務作業を担っていたり、職員の個人情報を管理したりと個人情報保護に関する業務を主に担っています。

その他の担当業務は、
社内文書の作成や法人独自のイベントの事務など幅広くされています。このことを踏まえつつ、Sさん個人の紹介をしていきます。

「総務」のような事務業務をされる職員が、なぜわざわざなぜ福祉の会社での仕事を選んだのかという疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。実際私も、そこに疑問を持ちました。

事務の業務なら福祉の業界でなくてもできるのに、
わざわざここで就職を決めた理由をお伺いしました。Sさんは、学生時代に地理学を専攻されておりその中でマイノリティの方の生活を学ばれたそうです。

それがきっかけで、何か自分もできることがあるのではないかと思われたことからとあるNPO法人に入職をされました。しかしそこでも、直接利用者さんの支援をする立場ではなく事務員として勤務されていたそうです。

その理由としては、自分は直接支援していくよりも事務職の方が向いていると思われたそうです。前職からヒューマンライツに転職されてからも事務職として活躍されています。

この記事で何をお伝えしたかったかというと、
福祉の専攻でなくても直接利用者さんに支援を届ける職種でなくても「福祉」の仕事はできるということです。

例えば、
主任介護支援専門員（ケアマネジャー）さんのように個別のサービス計画を立てて訪問介護やデイサービスなどの支援に繋いでいく方がいらっしゃいます。

他にも、
相談員さんのように何か支援が必要とされている方からお話を聞いてその人に合った支援に繋いでくという職種もあります。

事務職の方であったとしても、
その会社のやっている事業についての専門的な知識がなければ、いくら事務職とはいえ仕事は務まりません。実際に利用者さんと会って支援を提供するわけではありませんが、利用者さんを陰でサポートしていることには変わりがないので事務職であっても福祉職だと思います。

このように、
「福祉」という仕事をしていくには直接的な支援をする職員だけではなく間接的に支えてくださる職員がいるからこそ成り立つこともあります。

これから、「福祉職」を目指す方には
ぜひ「福祉はチームプレイ」ということを知っておいていただきたいなと思います。