Useful Guide
障害のある人が自立した日常生活や社会生活を送るための相談支援を行う「ソーシャルワーカー」、病気や障害を持った人やその家族の抱える経済的・心理的・社会的な問題の解決を援助し、社会復帰を支える「医療ソーシャルワーカー」、地域の子どもや家庭の問題の相談に応じる「ファミリーソーシャルワーカー」、介護保険サービスを希望する高齢者の相談に応じて、ケアプランの作成や介護サービス提供事業者等との連絡調整を行う「ケアマネージャー」など、幅広い相談職の活躍の場があります。相談職全体で地域のまちづくりを進める「コミュニティソーシャルワーカー」としての役割を担っていきます。 相談職には資格や経験が必要ですが、業務を通じて経験を積み、資格取得をめざすこともできます。
資格のない人には、「3年がんばれ」といつも言っています。
3年経験を積めば介護福祉士の資格にも挑戦できます。
現場経験が3年あれば、どこに行っても通用すると思います。
就労支援職 Nさん
最初はとりあえず先輩がどこにでも一緒に行って、相談対応やさまざまな業務を実践できめ細かく指導していきます。
一人で対応できることが増えてきても、何か困ったことがあれば、週一回必ず三職種会議が行われるので、そこで相談ごとを出し合って解決しながらキャリアアップしていくことができます。
また、たとえば社会福祉士なら社会福祉士会に入って、より専門に特化したスキルアップを目指すことができますし、幅を広げるために新たな資格にチャレンジする人もいます。
相談職(地域包括) Hさん
私はボランティアからスタートして職員になったので、もともと何の資格も持っていませんでした。
最初はデイサービスで送迎や入浴介助などをやりながら、3年間の現場経験を積んで介護福祉士を取得しました。
そのうちに利用者さんから相談を受けるようになったので、介護支援専門員の資格を取得。
その後、相談職に配属されてさまざまな相談に対応するうちに、もっと広い視野を持ちたい、もっと勉強してみたいと思ったので、社会福祉士、精神保健福祉士にも挑戦しました。
そんなふうに、現場の経験とともにキャリアアップしていくことができる職場ですし、現場と理論を一緒に学んでいくことで、視野は大きく広がっていくと思うので、これから仲間になるみなさんにも、どんどんチャレンジしてほしいと思います。
相談職(障害者相談) Kさん