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高齢者やさまざまな障害を持つ人々に対して、食事や排泄、入浴、移動といった日常生活のサポートやケアなどを行うのが基本的な仕事です。ただ“お世話”をするのではなく、利用者のQOL(生活の質)を向上させていく役割を担います。一人ひとりが望む自立した生活をともにめざし、自己実現の願いに寄り添う。利用者に最も近い最前線の仕事です。活躍の舞台となる施設は、入居施設、通所施設、そして訪問サービスがあります。
現場にいたときは、ご利用者さんやご家族に「ありがとう」という声をかけてもらえることがうれしかったですし、楽しませたい、笑わせたいと思っているので、笑ってる顔を見られたらやりがいを感じます。
また、この施設に入居されているのは高齢の方なので、亡くなられる時がお別れなんですが、その時にご家族から「ここで生活できてよかった」と言ってもらえることが私たちのやりがいで、その言葉をいただくために、みんなで仕事をしているといってもいいぐらいです。
介護職(特別養護老人ホーム) Nさん
やっぱり一対一のサービスなので、利用者さんから「ありがとう」という言葉がもらえたら、仕事が成功したということなので、「ありがとう」と言ってもらえたときに、一番やりがいを感じます。
最近も、とてもうれしいことがありました。
私たちの利用者さんの中に、ずっと閉じ込められて社会にも触れずに育って、「イヤ」という言葉以外に話をすることもできない知的障害の方がおられたのです。
私たちは何をしてもすべて「イヤ」と言って拒否されながら通い続けてきたのですが、最近になって、ゴミがあったら自分からゴミ箱に捨てるといったことが、ひとつずつできるようになってこられたんです。
介護保険の利用者さんは状態が悪くなっていくことが常なのに、良くなってきたのを見せてもらうことができて、この仕事をやっていて本当によかったと思いました。
訪問介護職 Aさん
訪問介護職 Kさん
私はすごく自信のない人間だったんです。
就職氷河期世代で、受ける会社受ける会社すべて落とされて、ヒューマンライツで拾ってもらいました。
自分に何ができるのかもわからないまま仕事をしていましたが、その中で利用者さんやご家族から「ありがとう」と言ってもらうことが自分の自信になっていきました。
人として、人のためになることで、何か役割を持てたような気持ちになれたし、そこにやりがいを感じていたと思います。
最近は直接利用者さんと関わることが少なくなって、やりがいも変わってきました。
今は、職員から「こんなうれしいことがあった」といった報告を受けることが自分の喜びですし、職員が喜んでくれることがやりがいになっている気がします。だから、もっと働きやすい職場をつくっていきたいと思っています。
介護職(障害児支援) Oさん
仕事を通じて成長できることです。
まったくの素人だった私が、初任者研修にいって介護の基礎技術を持ち、日々の業務でそれを磨きながら、利用者さんを自分一人ででもお世話できるまでに成長できました。
入職して2年目の自分にとって一番の喜びはそこにあります。
私たちの仕事はモノではなく人を相手にする仕事であり、「ありがとう」という言葉をいただける仕事です。
やはり、ありがとうと言われるとうれしいですし、自分への最高の褒美だと感じます。そして、私たちが相手をさせてもらっているのは、社会的に弱い立場の方々で、そういう方たちに自分が手を差し伸べることができる。
そういう仕事をさせてもらえていることに、喜びとやりがいを感じます。
介護職(高齢者デイサービス) Oさん