Useful Guide
高齢者やさまざまな障害を持つ人々に対して、食事や排泄、入浴、移動といった日常生活のサポートやケアなどを行うのが基本的な仕事です。ただ“お世話”をするのではなく、利用者のQOL(生活の質)を向上させていく役割を担います。一人ひとりが望む自立した生活をともにめざし、自己実現の願いに寄り添う。利用者に最も近い最前線の仕事です。活躍の舞台となる施設は、入居施設、通所施設、そして訪問サービスがあります。
介護職と言えば、オムツを替える、お風呂に入れる、食事を介助する、というイメージが強いと思います。もちろんそれは日常生活に欠かせないことだけれど、「目的」ではないと私たちは思っています。
だから、食事や入浴や排泄を終えた後の、「さあ、何をして楽しもうか」というところを大事にしています。
今日はみんなで集まってカラオケ大会をしよう。お昼は鍋パーティーをしよう。そういう楽しいことの前段階として必要だから、オムツ交換や入浴介助を行っている、と考えています。
もしかしたら、他の介護職よりも不真面目に見えるかもしれません。それぐらい、楽しんでもらうこと、笑ってもらうことを大切にしているのです。
介護職(特別養護老人ホーム) Nさん
私たちの施設は建物が古い分、スペースがゆったりしていて、
ゆとりのある中でサービスができるのが特徴のひとつかと思います。
入浴施設も充実していてリフト浴もあり、重度の方にも入浴していただけます。また、週に1回の「お風呂まつり」では、季節に合わせた入浴剤を入れたり、お風呂上がりに手づくりのおやつを提供したりして、お風呂を楽しんでもらえるようにみんなで知恵を絞っています。
看護職(高齢者デイサービス) Yさん
一番の特徴は、夜間対応をしていること。
夜勤で訪問介護をしているところはあまりありません。
もう一つの特徴は、利用者さんに対して担当ヘルパーを固定していないことです。
一般的には、一人の利用者さんに対して3名ぐらいの担当をつけて、登録ヘルパーさんで賄っているところが多いのですが、ここではほぼ全員が常勤ヘルパーで、一人の利用者さんをスタッフ全員のチームプレーで見ていきます。
また、訪問介護の利用者さんは独居の方や家に閉じこもっている方も多いので、少しでも外に出てもらおうと、年に3・4回イベントを開催していますが、そうした活動をしているのも珍しいと思います。
今はサービスの内容が細かく決められていて、それ以外のことを頼まれたら断らなければならないのですが、どう考えても利用者さん一人ではできなくて、困っておられることがあれば、みんなで知恵を絞ってできる方法を考えます。それもヒューマンライツならではかもしれません。
訪問介護職 Aさん
訪問介護職 Kさん
障害児支援で私たちが最も重視しているのが、ライフステージに応じたサポートで、
幼児には幼児の支援、高校生には高校生の支援が必要だと考えています。
なおかつ、西成区という地域性を重視していることも一つの特徴です。
2つ目は、
と、子どもたちの支援を行う5つの施設が、それぞれ明確な役割を担っているという点です。
そして3つ目は、
ライフステージで分かれ、役割でも分かれているけど、法人としては障害児支援を一体で捉え、一箇所でサポートできるという点です。
大人に対しては、介護でも就労でもなく、その間を支援する。自分の強みを生かして自分らしく生きるためのサポートを模索しながら取り組んでいるのが特徴だと思います。
介護職(障害児支援) Oさん
排泄、入浴、食事など全面的な介助を必要とされているような、
介護度の重い方がたくさんおられるのが一つの特徴だと思います。
職員の技術レベルやスキルが高く、利用者さんに向き合う姿勢や、仕事に対する意識が高く、この仕事を自分の人生として長く続けようとしている仲間、職員が多いと思います。
そこからクオリティの高いチームワークが生まれていて、キツイ仕事も自分から進んでやっていこうという風土があります。
介護職(高齢者デイサービス) Oさん