福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん通信 特養「アリに学ぶ介護現場」

 

ビジネスの現場では「2:6:2の法則」というのを聞くことがあります。

始めの2は 意欲的に働く者 2割

二番目の6は 普通に働く者 6割

最後の2は 怠け者(意欲が低い) 2割

のことを指すのだそうです。

どのような会社や組織でもこういった配分になると言われています。

 

この法則はアリが労働(エサ運びや巣の掃除など)を

する時に上記のように2:6:2の割合で、アリが分かれることから

ビジネスシーンでも例えとして、使われるようになりました。

一見すると「なるほど、うちの会社でも同じだ」と

思えるかもしれません。。

しかし、この法則は人間が自分たちに都合よく、解釈しているに過ぎません。

 

そもそもアリの本当の労働内容については、未だに解明されていな部分が多いです。

例えば2割いるとされる怠け者のアリなんかは何も

動かずじっとしていることが多いかもしれませんが、

緊急時になると動き出して組織を支えることもあるそうです。

そのほかにもじっとしているのは、見守りや指示を行なっているという説もあります。

つまり「2:6:2」の法則(の一部分)が先走り過ぎると職員や組織の

大事な物が見えなくなってしまう可能性があるということです。

意欲的に働く者は会社にとっては重要ですが、働き過ぎてはいませんか?

普通に働いてるように見えますが、ストレスを抱えていませんか?

これは余談ですがアリの寿命は1~2年ですが、

働きすぎ(ほとんど休まない)のアリは3カ月で死んでしまうそうです。

アリから学ぶことはまだまだありそうです。。。