2025年3月8日
昨年11~12月、そして今年の2月と、応急手当の講習を行いました。
例年、胸骨圧迫とAEDの訓練を、普通救命講習Ⅰとして行っていますが、
特に窒息時の対応に焦点をあてた講習として、
継続して行っている、その風景をご紹介します。
看護師による講習風景です。
食事中にのどつめが発生した時に、まず、大きな声で応援を呼ぶ。
そして背部タッピング、ハイムリック法を行い、つまった食物を吐き出させる。
掌にくぼみをつくり、肩甲骨の間をたたく、実際に自分の体をもってやることで、
力の加減が弱すぎる…などがわかります。
ハイムリック法も、前腕、上腕を相手の上半身に密着させることで、
力がより有効に伝わるようになる、など実際的な知識が学べました。
AEDの使用方法も、
実際の施設内のリビング、居室を使って行うことで、
物の受け渡し、連絡報告など、基本的な事項も確認できました。
実際にあった事故を風化させず、教訓としてゆくために、
定期的な救命講習を行うことで、もしもの時にそなえます。
西成消防署のお力添えもいただいて、講習を行っています。
まずは大声で助けを呼び、119通報をする。
基本的なことは重なり、だからこそ貴重な復習となります。
ハイムリックに関しては、妊婦と赤ちゃんに対しては行わないこと。
こういった学びも貴重です。
もしもの時、は起こさない、予防が一番、なことはもちろんですが、
やはり人が生活をいとなむ介護施設として、
起こりえる事故にはそなえなければならない。
今後もこうした命を救う知識、技術の向上、習得に地道に取り組んでいきます。