福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん通信 特養 「言葉に頼らず耳を傾ける」

いつも使っている言葉や人の名前が、不意に思い出せなくなる時があります。

「アレ」「あの丸いやつ」「昔歌手だった」などを使って

なんとか言葉を振り絞って会話をします(笑)

これは「健忘失語」といって失語の一種なんだそうです。

かなり軽い症状ですけどね。。

 

認知症の中核症状にも失語があります。

有名なのは、流暢に話していても

言葉の理解が難しい「ウェルニッケ失語」、

言葉の理解はできるが言葉がスムーズに出ない「ブローカ失語」があります。

どちらも接する側の工夫次第でしっかりとコミュニケーションは取れます。

 

ウェルニッケ失語の場合は、短い言葉やジェスチャーで

やり取りすれば理解してくれます。

ブローカ失語の場合は、言葉を先回りせず、しっかりと相手の話を聞くこと。

筆談も有効ですね。

ジェスチャーって結構苦手な人が多いと思います。

これは私も含めます。

日頃から意識していないとなかなか身振り手振りで、表現するのは難しいです。

しかし、相手に伝わったり相手の気持ちが

理解できた時の達成感は、言葉にできないぐらい嬉しい気持ちになります。。