福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん通信 特養 「残存機能で未来を視る」

五感(目・耳・鼻・舌・皮膚)に問題がないのにも関わらず

脳に何らかの損傷があり正常に五感が働かない状態を「失認」といいます。

【失認の種類】

視覚失認ではコップをカバンと言い間違えたり、

コップの使い方が分からなかったりします。

 

半側空間無視(これも視覚失認の一種)では左もしくは右側の

空間が把握できないため、物にぶつかったり、

料理の片側だけしか食べなかったりします。

他にも人の顔が認識できない相貌失認や

音は聞こえるが言葉が認識できない聴覚失認などがあります。

 

【失認症状での生活】

視覚や聴覚は生活する上で重要な感覚ですので

失認の症状が出ると生活が困難になります。

  

時間経過や手術などで症状が改善することもあるそうですが、

年齢や損傷の大きさによっては手術ができない場合もあります。

 

【生活の改善はできるのか?】

リハビリや残存機能を活かすことで仕事に復帰したり、

一人暮らしができるようになった方もいるそうです。

今現在ある能力を最大限に活かすことで

未来の生活に光がみえてくることもあるんですね。。。