2024年12月21日
五感(目・耳・鼻・舌・皮膚)に問題がないのにも関わらず
脳に何らかの損傷があり正常に五感が働かない状態を「失認」といいます。
【失認の種類】
視覚失認ではコップをカバンと言い間違えたり、
コップの使い方が分からなかったりします。
半側空間無視(これも視覚失認の一種)では左もしくは右側の
空間が把握できないため、物にぶつかったり、
料理の片側だけしか食べなかったりします。
他にも人の顔が認識できない相貌失認や
音は聞こえるが言葉が認識できない聴覚失認などがあります。
【失認症状での生活】
視覚や聴覚は生活する上で重要な感覚ですので
失認の症状が出ると生活が困難になります。
時間経過や手術などで症状が改善することもあるそうですが、
年齢や損傷の大きさによっては手術ができない場合もあります。
【生活の改善はできるのか?】
リハビリや残存機能を活かすことで仕事に復帰したり、
一人暮らしができるようになった方もいるそうです。
今現在ある能力を最大限に活かすことで
未来の生活に光がみえてくることもあるんですね。。。