2024年11月20日
認知症の中核症状に「理解力や判断力の低下」
というのがあります。
そうなると2つ以上の物事が処理できなくなったり、
具体的でない言葉が理解できなくなったりしてしまいます。
【2つ以上のことが処理できない】
情報処理能力の低下により、テレビを観ながら
ご飯を食べることや話しながら作業をすることが難しくなります。
【具体的でない言葉が理解できない】
目に見えない概念の事柄がイメージできなくなり、
暖かい服や辛い食べ物など理解できず戸惑ってしまいます。
【ではどうすればいいのか?】
2つ以上の物事が処理できないのであれば
2つ以上の作業は避けてひとつひとつに分けて
ゆっくりと作業をしてもらう。
具体的でない言葉が理解できない場合は
暖かい服であれば具体的に「セーターを着ましょう」と
伝えてみたり、辛い物であれば「麻婆豆腐」などと伝え
曖昧な表現は避けましょう。
そして会話や説明はなるべく
簡潔にして分かりやすい言葉で伝えるのがいいです。
普段の会話から意識してみてください。
意外と曖昧な言葉や伝わりづらい表現を普段から
使っているかもしれませんので(私がそうでしたので…)。。。