福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん通信 特養 「脱・あいまい」

認知症の中核症状に「理解力や判断力の低下」

というのがあります。

そうなると2つ以上の物事が処理できなくなったり、

具体的でない言葉が理解できなくなったりしてしまいます。

【2つ以上のことが処理できない】

情報処理能力の低下により、テレビを観ながら

ご飯を食べることや話しながら作業をすることが難しくなります。

【具体的でない言葉が理解できない】

目に見えない概念の事柄がイメージできなくなり、

暖かい服や辛い食べ物など理解できず戸惑ってしまいます。

【ではどうすればいいのか?】

2つ以上の物事が処理できないのであれば

2つ以上の作業は避けてひとつひとつに分けて

ゆっくりと作業をしてもらう。

具体的でない言葉が理解できない場合は

暖かい服であれば具体的に「セーターを着ましょう」と

伝えてみたり、辛い物であれば「麻婆豆腐」などと伝え

曖昧な表現は避けましょう。

そして会話や説明はなるべく

簡潔にして分かりやすい言葉で伝えるのがいいです。

普段の会話から意識してみてください。

意外と曖昧な言葉や伝わりづらい表現を普段から

使っているかもしれませんので(私がそうでしたので…)。。。