福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

やまゆりレター★夜間想定の消防避難訓練

2月、消防署員立ち合いのもと、消火避難訓練をしました!

入居者Sさまが、好きなタバコをがまんできず、

スタッフの管理不足のたばことライターを手に、

お部屋のベッドシーツでボヤを起こしてしまう。

とてもリアルな今回の訓練は気合が入ってます!

「20★号室で、火事です!消火お願いします」

消火器の場所はもちろん把握できてますね。

「消火不可能!!火事の現場から反対側へ、避難誘導します。

3階のSさん(携帯電話)、消防通報お願いします」

「みんな、火事に焼かれるよ~」

スタッフ、怪我しない程度に、やんわり危機感をあおります^^

目の見えない方もいます。

特性に合わせた避難誘導として、鈴を避難先で鳴らしたり・・・

車いすを押しながら、誘導したり・・・

自分で避難できる人は、自分で。

全室確認もおこたりません。

お部屋に取り残された方がいないように。

いつも課題となる、重度要介護のご利用者さまの避難方法。

今回は、介護リフト用のスウィングシートを使い、車いすへ移乗しました。

3階のユニットでは、大きな体の男性ご利用者を、

小柄な女性職員2名が、バスタオルを敷いて、車いすへスライド。

悪戦苦闘していました・・・

 

後で、消防署員の方に助言をいただけました。

「まずは、自力で避難、歩ける方の誘導を優先してください。

職員の方の命も、守る必要がありますから。

通報から5分で消防車がかけつけます。専用の避難器具を持ち、

訓練しているわれわれに、重たく大きなご利用者さまの避難は、

まかせていただいて構いません」

全員、平等に救出する義務がある。

考え方にとらわれていた私たちには、少し目からウロコがおちる思いでした。

誘導後の避難場所です。

最後には、署員さんから、消火器の使い方レクチャー。

昔の消火器と違い、使い方が変わっていたので、勉強になりました^^

西成消防署の方、本当にありがとうございました。