福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

ヘルパーブログ 「高齢者の水分補給」

夏になりました~。。。

暑いですねぇぇ。

じっとしてても、のどがカラカラになってしまいます。

 

ミネラルウォーターのイラスト

のどの渇きというのは身体からの警告。

「早く水分摂らないと危険ですよ~」

っと身体がサインを出すのですが、、、

水のしずくのイラスト注意のマーク

高齢の方はそのサインが出にくいんです。。。

腰の曲がったお爺さんのイラスト(笑顔)

そのため、この時期に脱水症状で調子が悪くなる方が

出てきます。。。

ヘルパーも水分補給の促しはよくするんですが、

「のどは渇いていない」と飲まないことが多いです。

あと水分を摂ると「トイレに行くのが億劫だ」というのも

水分を摂らない理由のひとつです。

■水分補給の大切さ

人の体内の水分量は成人男性で36リットル(60kgの60%)

と言われています。

体内の水分量のイラスト3  36リットル

高齢者の体内水分量は身体の50%なので

30リットルになります。

腰の曲がったお爺さんのイラスト(笑顔)  30リットル

そして、体内の水分の20%を失うと

死の危険があるといいます。

30リットル×20%=6リットル   

※65歳以上 60kg×50%=30で計算しています

驚く豚のイラスト

え!? たった6リットルで死ぬの!?

っと素人考えで思いますが・・・

■体内水分が減ると・・・

体内の水分量が減ると血の循環が悪くなって内臓関係にも

悪い影響があります。

 

2~3%の水分を失っただけでも身体のパフォーマンスは低下

します。2~3%は大体500~800mlほど

の水分です。

 

水の入ったペットボトルのイラスト

 

5~7%で頭痛や幻覚が見えたりといった症状も出てきます。

高齢の方の場合、のどの渇きの訴えがなく、この頭痛や幻覚

などの症状を訴えたりすることがあります。

脳梗塞のイラスト

幻覚などが見えた時点で深刻な状態なのですが、ヘルパーや

家族様が水分不足からくる症状だと判断するのは難しいです、、、

そのため対処が遅れて症状がさらに悪化する可能性が高まって

しまいます。

■予防策は!?

シンプルに水分を摂ってもらうしかないですよね。。

その工夫が必要になってきます。

たとえば、水分を摂るタイミングを起床後や食前後などに

定期的に飲んでもらうのもいいかもしれません。

習慣化してもらう作戦です。1→8給水でしたっけ!?

一日分の水分を8回に分けて飲むというものです。

起きた女の子のイラスト食後に爪楊枝を使う人のイラスト

あとは「乾杯」と言ってヘルパーと一緒に

飲んでもらう作戦もありますね。

こちら側のコップは空でも構いません。。

乾杯のイラスト

■一日の水分量のチェック

一日に飲んだ水分を記録しておくのも大事です。

一日に必要な水分量は約2リットル!

ちょっと多いなぁ~と思いますが、これを全て水や

お茶で摂るってわけではありません。ごはんなどの固形物や

味噌汁などに入っている水分も含まれるので、水やお茶自体は

1~1.5リットルほどでもいいみたいです。

和風定食のイラスト

 ■魔法の言葉

これを言えば絶対に水分を補給してくれるっといった魔法の言葉が

あればいいのですが、まだそういった言葉には出会っていません。。。

そもそもそんな言葉があるのかどうかもわかりません。

あるとしたらきっと

相手に寄り添った優しい言葉なんだと思います。。。

 

水の魔法使いのイラスト