2024年12月17日
いきなりですが、ヒヤリハットをご存知ですか?
医療現場や航空会社などでは「インシデント」といったりもします。
ヒヤリハットとは事故の一歩手前のヒヤッとした出来事を発見することです(ヒヤリとハッとでヒヤリハット)。
私たちヘルパーが利用者宅へ訪問した時に起こったヒヤッとした出来事を報告書(ヒヤリハット報告書といいます)にまとめて対策を立てることで事故を未然に防ぐ効果があります。
※これはハインリッヒの法則など統計学的なデータに基づいたりもしますが筆者の知識不足もあり、今回は省きます。
たとえば、「利用者様がつまづいて転びそうになった」や「退室時に部屋の電気を消し忘れそうになった」などです。
このヒヤリハット報告の狙いは自分のミスやうっかりなどを、謝罪や反省するというよりもヒヤリハットを全体で周知することにより、同じミスを防ぐという効果の方が狙いです。
その為にはできるだけ多くのヒヤリハットの報告が必要です(情報や事例は多い方が役に立ちます)。
またヒヤッとすることへの「気づき」の力も大事です。
同じ行動をしても、捉え方や感じ方が人によって異なります。ある人が危険と感じても、ある人は何も感じないといったこともあります。これは経験の差や環境の違いから生じるものでごく自然なことです。
しかし、事故に繋がるおそれがあるので、その差を縮める必要があります。そのためにも、やはりヒヤリハットの共有(情報の共有)が重要になってきます。
-今回のまとめ-
・ヒヤリハットは事故を未然に防ぐ
・ヒヤリハットには気づきの力が役立つ
・ヒヤリハットの情報は共有しよう
次回は「ヒヤリハットの書き方」です。