福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

避難訓練を実施しました。

 2019年11月8日(金)、ヒューマンライツ福祉協会内各施設、にしなり隣保館ゆ~とあいおよび地元町内会のご協力をいただき、「災害時要援護者避難訓練」を実施しました。当日は、天気に恵まれ、多くの方にご参加いただきました。
 まず、午前10時に大阪湾に津波が発生した想定で、町会から参加されたみなさんは、すずらんの非常用階段を昇って3階以上の高さに避難を行ないました。恥ずかしながら、筆者は非常用階段を昇ったのは初めての経験でしたが、非常時の対応として、法人各施設の避難ルートを覚えておく必要性を考えさせられました。
 その後、ゆ~とあいに会場を移し、西成区役所のご担当者による、避難に際してのお役立ち情報のご講義をうかがいました。
 日常使用している日用品を、「イザ!」という時の非常時のお役立ち品に変身させる手法を見て、参加者のみなさん、感心することしきりでした。
 その後、非常食(カレー、ハヤシライス、親子丼、そぼろ丼)の試食会ののち、解散となりました。
 「天災は忘れたころにやって来る」と言ったのは、明治から大正にかけて活躍した科学者の寺田寅彦(専攻は地球物理学ですが、夏目漱石の弟子でもありました)ですが、このことばは今でも充分に通用するのではないでしょうか。このことばを念頭において、災害への備えに取り組んでいきたいと思います。
 このたびの避難訓練の実施に際しては、町会のみなさまをはじめ、多くの皆様のお世話になりました。厚く御礼申し上げます。


(写真①:地域生活をされている利用者さんの避難をお手伝いしています)


(写真②:すずらんの非常用階段から3階まで避難します)


(写真③:すずらん3階まで避難して、ほっと一息)


(写真④:持出用防災グッズ一式。準備出来ていますか?)


(写真⑤:西成区役所の防災担当の方による災害時のお役立ち知識の講義)


(写真⑥:試食した非常食のうちのひとつです。お味やいかに…?)