2024年11月20日
前回のつづき・・・
80代女性の利用者さんの自宅に大量の薬が残っていました。しかし、彼女は「この薬は私に必要ないから飲まない!!」と言い、飲みません。抗がん剤など大切な薬もありますので、主治医に相談することに……
主治医に相談すると、今まで一日20錠近くあった薬が半分以下の10錠ぐらいと大幅に減薬になりました。
その理由は・・・
①一ヶ月以上処方された薬を飲まなくても体調に別段異変が起きなかったこと。
②朝・昼・夕薬の他に食前薬や頓服薬があり、本人が混乱していたこと。
それらを主治医が鑑みて大幅に減薬されました。そして、服薬が朝と夕方だけになったので、とてもシンプルになりました。
その後は、本人も納得したのか薬を快く飲んで下さり、残薬もほとんどなくなりました。
彼女が「薬が必要ない!」と言ったことは、薬が本当に要らないということからくるのではなく、薬に対する不安や飲めてない自分へのいら立ちからくるものだったのかもしれません。
薬を飲むことも大事ですが、もっと大切なのは本人が安心して薬を飲める環境作りだということに気づかされました。
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