福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

すずらん施設長コラム~専門用語への適応

医療、介護の分野では(もちろん広くそれぞれの分野で)専門用語で溢れています。新型コロナウイルスの報道でもクラスター、オーバーシュート、最近ではブースター接種まで様々流布しています。専門用語をそのまま受け入れないと、何とはなしにもどかしくなります。それだけ、人には現状を受け入れて、良い方向に進む適応力があるんだろうなと思います。

高齢者施設においても、ついつい専門用語でやり過ごす場面が多くなっています。日常を見渡して、一般化されていない用語は、なるべく親切丁寧に言葉を使っていきたいものです。誤解からうまれる不安や戸惑い、怒りなどは、なるべくなら少ない方が良いですから。

最近、ある事業所経営者(訪問看護ステーション)の方のお話を聞く機会に恵まれ、いろいろ勉強になることを聞けました。理念を現場の活力になるように浸透させるやり方は本当に優れていると思いました。その根底には社員一人一人が楽しそうに働ける会社作りが反映されていました。社員さんは大事にされていると実感するでしょうし、きっと離職率なんかも低いのではと想像しました(さすがに、失礼になるので聞けませんでしたが)。我々の部署のメンバーにも楽しく働ける職場を提供していけたらと思います。