福祉でまちづくりを進める
社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

プレスリリース:「西成オレンジ基金」創設

プレスリリース

2020年3月24日

社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会

認知症の人等が安心して暮らせるまちづくりを進めるために
「西成オレンジ基金」創設し、認知症に人等支援事業を実施します

 社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会(理事長:摺木利幸)は、2020年4月より、認知症の人やその家族などが住み慣れた地域で安全に、安心して暮らし続けられるまちづくりをめざして、基金(名称は「西成オレンジ基金」)を創設し、その果実により「認知症の人等支援事業」を実施することとしましたのでお知らせします。

当法人では、従来より認知症の人の支援に取組んでおり、2016年度策定の第二次中期経営計画では重点計画の一つと位置付けた「認知症の人が輝くまちづくり3か年計画」を策定し、本年度からの第三次中期経営計画では新たに「ヒューマンオレンジプロジェクト2022」を策定し、「基金の創設」など具体化に取り組んでいるところです。また地域では、2017年10月「西成区認知症の人と家族の会」が結成され、当法人も積極的に支援しています。

日本社会の高齢化の進行とともに2025年には約700万人、高齢者の5人に一人が認知症になると予測される中で、当法人は認知症の人を取りまくさまざまな課題に対応した活動を継続して実施していくために、社会福祉法人の“公益を目的とする事業”として位置付けて取組むこととしました。
そのために必要とする資金について、当法人の特定積立金を活用するほか広く地域の団体や住民から寄付金などを募り、今般創設する「西成オレンジ基金」の原資として運用し、その果実により、以下の5つの活動を柱とした「認知症の人等支援事業」を実施します。

5つの活動。
①「西成区認知症の人と家族の会」などの当事者団体との協働活動
②「認知症の人」等の見守り支援
③事故に備えた個人賠償責任保険の整備
④認知症診断サポート
⑤認知症の人をはじめ誰もがいきいきと暮らし続けられるまちづくり支援

なお、「認知症の人等支援事業」の実施計画や「基金」運用の果実の使途については、「認知症の人等支援事業運営委員会」を設置し、審議・決定します。

 

問合せ先:社会福祉法人ヒューマンライツ福祉協会
〒557-0024 大阪市西成区出城1-6-24
TEL:06-6636-9900 FAX:06-6636-9955
TEL:080-9128-3592

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